2024
08.15

素顔のわたし ちょっと前、性転換手術なしで戸籍の性別変更が認められた。 人権を考えれば、全ての手術や治療は、自由意志のもとに決定できて、その選択で不利益を被ることがあってはならない。 だから、性転換手術をしなければ戸籍の性別が変更できない…

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素顔のわたし

ちょっと前、性転換手術なしで戸籍の性別変更が認められた。
人権を考えれば、全ての手術や治療は、自由意志のもとに決定できて、その選択で不利益を被ることがあってはならない。
だから、性転換手術をしなければ戸籍の性別が変更できないというのは違憲となって当たり前のこと。

だけど…性別の問題を抱える私は、性転換手術に賛成。それは戸籍を変える条件を満たすためではなくて、自分自身のアイデンティティのため。やっぱり、心と体がズレていることを自覚したまま生きるのは辛い。
そう感じています。

ここで、なぜ戸籍の性別変更をしなくてはいけないのか?そもそも戸籍や身分証明書に性別は必要なのか?
人は、相手の性別をどう感じるのか?

元の性別とは異なる性別で、普通に社会生活を送っている人たちは多数存在する。

はっきりと書く。
トランスジェンダーの問題は、戸籍の云々の話ではない。

社会や他人から、どう性別が捉えられるか?が問題で、はっきりと言ってしまえば、女性として自然に感じられれば女性だし、男性と感じられれば男性だと言うことだと思う。
そこには、見た目や仕草、心、表情…様々な要素があると思うけど、それをはっきりと説明できる人は誰もいないと思う。

誰かに名刺交換や自己紹介をする時に、わざわざ身分証明書を出して、戸籍の性別を確認してから、男性や女性と扱う人はいないと思う。

確かに、社会的なサービスや取り扱いで性別が必要ことは確かだから、戸籍の性別を変更するということは大きな意味がある。

だけど、人と人同士が交流していく時にわざわざ戸籍の性別なんか確認もしないし、相手の性別をどう感じるのか?その中で、その相手がトランスジェンダーだと分かったときに、どう感じるのか?が大事だと思う。

戸籍の性別が社会の中での基準となれば、それこそ、明らかに男性と見えるのに戸籍が女性だから女性として扱わないといけないような世の中になったら、言ったもの勝ちになるかもしれない。
社会的性別を変えて生きるということは、並大抵の努力ではない。生まれ持った性別とは反対の性別として受け入れてもらうには、見た目ばかりじゃなくて、心や生き方、多種多様に努力がいる。

そして、元の性別の頃を知っている人たちからすれば、元の性別を知っているからこそ、元の性別を忘れて接していくことは難しいし、それを感じる当事者にとっても辛いことになる。決して相手が悪いわけじゃないから、尚更、その葛藤は大きくなる。

だから、私もそうしたように、多くのトランスジェンダーが過去とは関係のないところで生きようとするのは当然のことと感じる。

トランスジェンダーの問題では、戸籍上の性別ばかりがクローズアップされてしまうが、そこに違和感を感じてならない。

#素顔のわたし #ジェンダー問題 #トランスジェンダー
#戸籍 #性別

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